アメリカ南部で田舎暮らし

You key Aー結婚4年目にIR-1ビザで渡米(’23年5月)。AR在住💎🌿

【体験談】日本帰国者の隔離

こんにちは!

2022年も早くも2月…まだまだ寒いですね。

アメリカから帰国し日本の生活に戻りつつあります。ALTの夫は今小学校での仕事が再開しました。

忘れてしまう前に日本へ帰国した際の隔離について書いておこうと思います。

 

私たちの隔離プランは大まかな流れとして、

空港 ⇒ 隔離施設(3日間) ⇒ 空港 ⇒ (実家:神奈川県) ⇒ 自宅(熊本県

という形でした。

隔離施設での隔離期間は滞在していた国・地域によって変わります。私たち夫婦はアメリカでしたが、地域によって6日間と3日間となっており、私たちは3日間でした。

隔離施設での隔離が終わると、公共交通機関を利用せずに残りの隔離期間を過ごす自宅やホテルに移動しなければなりません。

私たちはレンタカーを使って私の実家まで行き、実家にあるイカを利用して車で関東から九州まで運転して帰りました!!

 

 

強制隔離0日目(帰国当日)

強制隔離終了後はホテルの送迎バスで羽田空港まで送っていただけます。その後は公共交通機関を使わずに次の隔離場所まで向かわなければなりません。

私たちは実家まではレンタカーで帰り、実家の私の車で自宅のある九州まで運転して帰ることにしました。帰国した日(隔離施設入所日)にトヨタレンタカーを予約。長時間のフライト、空港での検問で疲れていましたが、心配だったので早めに予約しました。

rent.toyota.co.jp

事前にホテルのコールセンター(受付)に最終日の空港到着時間を聞いてみたところ、14:30-15:30との事でした。ホテルから空港まで20-30分。今回乗り捨てで予約したトヨタレンタカーは羽田空港から送迎車で25分との事だったので、17:00に予約しました。

道路の混雑がなければ実家まで車で1時間半から2時間ほど。一応余裕を見て20:00に返却で予約しました。

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レンタカーを予約

3時間のプランで割引があり、乗り捨て料金込みで6,050円でした。羽田空港ー実家(神奈川県内)の運転は遠距離時代によくしており慣れていたことと、自車の保険に他車運転特約が付いていたため免責はつけませんでした。

※なぜかトヨタレンタカーからのメールは迷惑メールフォルダに届いていて焦りました…

 

強制隔離1日目

搭乗便に陽性者がいたという連絡がメールとMySOSアプリに来ていました。MySOSアプリで現在地の報告(1日2回)、テレビ電話(1日1回)をする。

ホテル内でエクササイズやパズルをしました。夫はPCゲーム。

強制隔離2日目

濃厚接触者になる可能性がある旨の連絡がメールとMySOSアプリに来ていました。

保健所に連絡をしてくださいとのことだったので、隔離施設のある品川区の保健所に電話しました。搭乗便の前後2列に陽性者がいた場合濃厚接触者になるそう。

隔離施設であるホテルから受付時にいただいた資料によると、濃厚接触者と判定されるとホテル退室後に別の施設入所することになっていたのでそこも確認。現在、感染者数が急激に増加しているため、品川区の施設は空いておらず、濃厚接触者になったとしても自宅などで隔離をしてもらっているとのこと。

帰宅方法について自家用車が一番いいが、レンタカーは公共交通機関ではないのでとのことでした。

この回答を受け、もし濃厚接触者だった場合に退室後の送迎バスに乗せてもらえるか心配だったので隔離ホテルのフロントに連絡したところ、濃厚接触者である旨の連絡が政府から個人あてメールに来たら教えてくださいとの回答でした。

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MySOSアプリからの通知

 

強制隔離3日目(最終日)

7:00頃 コロナの検査キットの配布が館内アナウンスされる。唾液を採取し係りの方が回収に来るまで待機。

 

14:00頃 結果が客室電話で知らせされ二人とも陰性。

この時、再度濃厚接触者の連絡が来ているか確認されました(来ていない)。バスが14:30-15:00の間に3台出るが私たちは3台目の予定とのこと。部屋を出るタイミングをまた連絡するので退室の準備をお願いしますということでした。

 

14:45頃 退室の指示があり、1階に降りてルームキーと貸与されていた体温計を返却。

 

15:00頃 バス出発

 

15:30頃 羽田空港第3ターミナル到着

2階の到着ロビーにあるレンタカー受付で免許を提示して予約している旨伝えると、係りの方がレンタカー屋さんまでの送迎バスの時間を調べてくれました。30分後にくるとのことで、第3ターミナル 駐車場1階の送迎車待合スペースを案内されました。

(10-30分で来ると待合スペースの案内に記載がありました)

待合スペースには私たち以外にも帰国者が何組かいらっしゃいました。

 

16:00頃 レンタカー屋さんの送迎車で空港を出る


16:30頃 もろもろの手続きを終えトヨタレンタカーを出発

エコノミープランの車種はお任せだったのですが、用意されていた車はアクアでした。大人2人(1人は大男)海外旅行用のでっかいスーツケース2個、それから機内持ち込みの荷物2個を積んでも十分の広さでした。

さすがにお店の人も慣れていて、とてもテキパキと案内してくださいました。3時間レンタルのプランだったため、19:30までには返却して下さいとの事でした。ETCカードを300円でレンタルしました。


18:30頃 実家に到着

荷物を下ろし、夫に私の車を運転してついてきてもらい、返却するレンタカー屋さんに到着。無事返却できました。

 

関東から九州まで16時間のドライブ

レンタカー返却後、荷物をマイカーにつめて出発!

長時間ドライブについて下調べしたところ、大阪周辺の渋滞スポットは夜から早朝のうちに通過しておくのが良いとのことだったので夜のうちに出発しました。

また、ガソリンスタンドがないサービスエリアもあるため、ガソリンは半分になったら給油というルールで夫と交代で運転しました。

 

私はレンタカーでの運転を含め羽田から滋賀県まで、夫は滋賀県から山口県まで運転しました。マイカーは軽自動車だったので長距離の運転は不安でしたが、運転に慣れた車であったことと深夜の高速道路は空いていたため思ったほど苦ではありませんでした!

母が食事と飲み物をを持たせてくれたので、SAではトイレ休憩のみ。車内で食事&休憩をとりました。

山口県に入ったころには空が白み始めていました。そこからは夫と2・3時間交代で運転し、お昼には自宅に到着しました。

 

関東から九州まで軽自動車でかかった料金

・高速料金(軽/ETC):約14,000円

・ガソリン代:12,264円 (約70ℓ)

合わせて27,000円でした。いまはガソリンがめちゃくちゃ高い上に、SAのスタンドは割高だったので結構かさみました…。

それでも大人二人分の航空券よりはだいぶ安いですね。もともと隔離明けにフェリーで車を九州に運ぶ予定だったので、それを鑑みても安上がりな旅費になりました。

 

長距離ドライブ中に保健所から電話がかかってきた

実は、実家をマイカーで出発してから自宅のある地域の保健所から連絡がありました。

結局私たちは濃厚接触者だったとのことでした…。(結局メールは来なかった)

自宅に着いたら保健所でもう一度PCR検査を受けてくださいということでした。

また、海外からの帰国者は、到着日(空港)、3日目(隔離ホテル)、6日目、10日目に検査を受けることになっていたので、6日目以降の検査はどうしたらよいか尋ねたところ、今は検査キットが足りていないのでしていないという回答でした。

とりあえず帰宅後予約した時間に保健所で検査を受けました。

 

夫が帰宅後の検査で陽性…

検査の翌日保健所から電話があり、なんと夫だけ陽性!

陽性になった日から再び隔離期間が始まるという案内でした。しかし本人は症状なしでいたって元気。①アメリカ出国前、②日本入国時、③隔離施設退室時の3回とも陰性だったため、アメリカで感染したコロナの偽陽性もありうるかなと思い、その旨を伝えました。一度対応を確認するということで折り返しになりましたが、その後偽陽性の可能性が高いので隔離期間はそのままになりました。

 

しかし、一応帰国便で濃厚接触者になっているので、MySOSアプリで現在地の報告(1日3回)とテレビ電話(1日2回)に加え、保健所から健康観察の電話をしますということでした。

ただし結局帰国者の隔離期間自体が隔離中に14日間から10日間に短縮されたため、自宅での隔離期間は1週間ほどで終了しました。

 

隔離を終えて

今回、隔離を体験してみて、ただ家やホテルにいるってこんなに退屈なんだ!と実感しました。搭乗便で濃厚接触者になりましたが、国際線の搭乗客はほんとうに少なかったのでどれだけコロナが蔓延しているのかよくわかりました。そんな中、コロナの水際対策は日々変更があり、始めに案内された内容と違ったり、保健所や隔離施設の方でも分からないことがあったりと、新たな情報についていくのが大変でした。

また、保健所からの健康観察の電話は夜遅くかかってきていたので、保健所の方は相当大変なのだと思います。私たち夫婦はこんなに元気なのに仕事を増やしてしまって申し訳ない気持ちでした。

 

最初はビビっていた長距離ドライブも、相方がいると思ったほどではありませんでした!降り立ったことのない土地を、ただ運転して通り過ぎるのはもどかしかったですが……。またチャンスがあれば、今回通り過ぎた土地土地の観光スポットやご当地土産をじっくり見てみたいです。

 

夫家族と久しぶりに同じ時間を過ごせたことはとてもうれしかったのですが、コロナ禍での海外渡航は(自分たちだけでなく周囲にも)とんでもなく手間時間お金がかかります。健康第一ではありますが、家族や友人と気兼ねなく会って楽しめる時が早く戻ってくるのが待ち遠しいです!